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2012.12.20 17:03

ワンオフ製作品・R34セダン

R34セダンのワンオフ製作品です。

テールストップを魔法陣のようにしてほしいというオーダーです。

ただ単純にLEDを埋め込むだけでは綺麗に見えないのでLEDの高さを1発ずつ全て調節しています。そしてレンズの形状に合わせて最大限の大きさになるよう、わずかに膨らみを持たせた魔法陣を描いています。
テール・ストップだけで396発のLEDを使用しました。

バックランプもリアフォグ機能を追加してあります。
通常バックランプとフォグを混在させるとそれぞれのLED配列がライン状に見えてしまいます。
今回のオーダーはリアフォグがライン状に見えないようにして欲しいとの事なのでフォグ点灯時に隙間なく光るようにLEDの配置間隔を計算して埋め込んでいます。

とてもインパクトのあるテールランプに仕上がりました。










2012.12.04 18:03

ワンオフ製作品・K12マーチ

K12型マーチの社外品ドアミラーに付いているウェルカムランプが故障したので修理のついでに明るいLEDにしてほしいというオーダーです。
今回のオーダーはいつもお世話になっている某ディーラーの工場長からです。

不具合の状況は4発中1発が付いたり、消えたりするとのことでした。
分解してみると溶着部分の継ぎ目から浸水して基板が一部腐食していました。
LEDもチップ部分をよく見ると変色しています。

ただLEDを交換しても面白くありませんので、3WパワーLEDを搭載しています。
使用したLEDはシチズン電子製のCL-L102-C3Nという細長い形をしたパワーLEDです。
元のSMD4発基板と寸法がぴったり互換します。
発熱を考慮して計測の結果、定格の20%で定電流ドライブさせています。

明るさは約50ルーメン、純白のとても明るいウェルカムランプになりました。



修理前の状態




3WパワーLEDに交換後




明るさと色合いの比較


上が元々入っていたSMD4発の基板、下が今回使用した3WパワーLED(真ん中の黄色部分全てが光ります。)
2012.11.30 16:58

ワンオフ製作品・R31

R31GTS後期テールのオーダーメイド製作です。
今回のご注文は中東のクウェートからです。

フルLED仕様でウィンカーを流れるタイプで製作しています。
消灯状態はノーマルの雰囲気を残しつつ、ウィンカーは流れるという、点灯状態と消灯状態にギャップのある仕様です。
画像ではわからないのですが、テールの丸4灯は見えない箇所にもLEDを埋め込んで視認性を向上させています。
肉眼で見ると、とても綺麗な光り方をしています、カメラ写りがあまり良くなく残念です。















製作前の外観


製作後の外観


ウィンカーが流れる様子(ユーチューブ)
R31-LED-turnsignal-flowtype-1
http://youtu.be/ycZ00Q0Txk0
2012.11.28 17:03

試作品・R35GTR

R35GTRのフロントフェンダーマーカーの試作中です。
今回使用するLEDは特殊な形状をしているので基板のパターンも特殊です。





CNC切削基板は、このような特殊な足の形状をしたLEDでも最適な半田付けのパターンを用意できます。




今回使用したLEDはメーカー純正LEDランプにも多用されているLumiledsのスナップLEDです。
レンズ形状はFLUX、リード部分は大電流に対応できるように羽のような形をしています。


左:LumiledsのSuperflux 右:LumiledsのSnapLED 



2012.11.26 17:42

球切れ警告灯キャンセラーの製作・ワンオフ製作

LED化するとメーターパネル内に球切れ警告灯が点灯する事があります。
これはLEDが省電力な為、車体側が電球が切れてしまったと誤検知してしまう現象です。
車両によっては球切れ警告灯が光るだけではなく、「全てのランプが付かない」という現象もあるようです。
今回はそのような車種のLED化(アメリカ車)に対応する為に、球切れ警告灯キャンセラーのワンオフ製作です。

国産車ではないので、バルブの規格が異なります。
・国産車(T20):ストップ21W/スモール5W
・アメリカ車(GE3057):ストップ27W/スモール7W

最適な抵抗値を計算し、取り寄せました。

本題はここからです。
このキャンセラーは発熱します。
本来電球を光らせるエネルギーを熱として使っているからです。
キャンセラーには大まかに2タイプあります。
・セメント抵抗
・メタルクラッド抵抗

・セメント抵抗は安価で種類が豊富です。発熱量はメタルクラッド抵抗より若干大きいです。
・メタルクラッド抵抗はセメント抵抗よりも高価です。抵抗の表面を金属で多い、固定ビス穴が開いています。放熱性を若干向上させています。

今回使用したのはセメント抵抗です。

放熱の為にLSIクーラーと複数のアルミ材をCNCで削り出しました。
さらにアルミ製の小型電動ファンをアルミ板にはめ込みしています。
このはめ込みは接着剤やビスを使わずに1/100mm単位の寸法公差を利用したものです。


放熱問題をクリアする為に様々な車両状態を想定して温度計測テストをしています。
・夜の渋滞時、昼間の渋滞時、アイドリング時等・・・
様々な車両状態を想定するのは、使用状態によってキャンセラーの発熱量が変わる為です。


完成したキャンセラー

今回の1台分は全部で10個。


発熱量の大きいストップ用は小型電動ファンを埋め込む事で放熱性をクリアできました。
特にスモール・ストップのキャンセラーは適切な放熱処理をしないと、抵抗がとても高温になり破損します。
DIYで取付される方はご注意ください。
2012.11.16 17:35

ワンオフ製作品・JZA80

QJ-A802をベースにした80スープラ後期のワンオフ製作品です。

「スモールの点灯パターンの変更と、LED基板にカーボンを使用したい、カーボン板は綾織りドライカーボン黒色で模様が左右対称に見えるように」
というかなり凝ったオーダーです。

よくあるカーボン調のカッティングシートでは無く、今回使用するのは本物の日本製の綾織りドライカーボン板です。
カーボン板には製法によりウェットカーボンとドライカーボンの2種類あります。
さらに「平織り」「綾織り」の2種類があります。

左が「綾織り」、右が「平織り」


薄いです(0.25mm)


今回使用品


ドライカーボン板は航空・宇宙関連・F1等に使用される特別な素材です。
面積当たりの単価もカーボン調のカッティングシートの30~40倍します。素材価格も特別です・・・

カーボンは導電性なのでそのまま単純にはLED基板に使えず、LEDの足とカーボン板が触れないようにCNCで加工をしています。
綾織りカーボンには規則的な模様があるので、左右対称に見えるように切り出しています。これもCNCでの加工なので希望通りぴったり左右対称の仕上がりになりました。

このカーボン板は基板に接着剤で貼りつけたり、カーボン板にLEDと同径の穴を開けてセットすれば簡単なのですが、
今回は接着剤の厚みや経年劣化も考慮し、あえて接着剤を使わずにカーボン板を固定しています。

全点灯状態


スモール点灯パターンは3タイプ変更可能です。






消灯状態


左右対称の模様



ノーマルの様子、これも透明感があって格好いいですよね。


今回製作品、艶消しカーボン基板なので目立ちすぎずいい感じです。


反響があればラインナップ化するかもしれません。

2012.11.15 17:27

QJ-R501(試作品)・車体取付テスト

先日、完成したR35フルLEDテールQJ-R501の車体取付テストを行いました。
バックランプの明るさ・ウィンカーの視認性も十分あり、どちらもバルブ交換タイプのLEDでは不可能な明るさに仕上がりました。
※テール・ブレーキランプも4灯化しております。

消灯時は、狙い通りあたかも純正のように見えます。
イベントやオフ会で点灯させなければR35オーナーの方でもフルLEDになっている事に気付かないかもしれません・・・。
















2012.11.12 17:22

ワンオフ製作品・BCNR33ハイマウントストップ

BCNR33のハイマウントストップのLED交換です。
いわゆる「LED打ち換え」というオーダーです、通常LEDの打ち換えは基板は交換せずにLEDのみを交換します。
今回、この基板に使用されている半田の種類がわからなかったのでLED基板も新規で製作しました。
勿論、基板の寸法やLEDの位置・数は全く同じです。

※種類の異なる半田同士が混ざると半田不良の原因になるので安易なLEDの打ち換えはお奨めしません。




球切れはしていませんが光りのムラがかなりあります。


正面から


分解状態


基板の比較


基板の比較


Assyに基板組み込み


点灯状態を上面から


点灯状態を正面から


明るさも高輝度LEDから超高輝度LEDに変えて明るさもアップしていますので、光りムラが気になる方はリフレッシュにお奨めです。
2012.11.08 17:21

QJ-R501(試作品)・R35GTR

先日より開発を進めておりましたR35GTRのフルLEDテールランプ(QJ-R501)の試作品が完成しました。

テールランプも4灯スモール・4灯ブレーキ点灯です。
バックランプとウィンカーは、ありがちな基板を埋め込むタイプではなくバルブシェード内に基板をセットして純正のような外観に仕上げました。
光っていない時は、「ノーマルのように見える事」が開発コンセプトです。

シェードの形状に合わせてLEDの埋め込み位置を計算して立体的に配置しています。
さらに側面のメッキインナーハウジングにもLEDを照射させる事で側面からの視認性も十分に確保されています。

バックランプの明るさは左右で約1000ルーメンあり、バルブ交換タイプのLEDとは比較にならない明るさになりました。




4灯点灯です。


フル点灯状態






ウィンカーのアップ


バックランプのアップ




今月中に実車に装着テストの上、ラインナップ化の予定です。
2012.10.31 16:27

試作品・R35GTR












現在R35GTRのフルLEDテールランプを試作中です、とてもいい仕上がりになりそうです。