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2012.09.24 16:29

ワンオフ製作品・NCP31bB②

先回の続きです。

ウィンカー部分のリフレクターです。
やはり電気を通す、導電性メッキでした。





オレンジインナーレンズを元に型取りして、形状を切り出します。



色々思案した結果、LED基板を4層構造にすることにしました。
LEDは日亜化学570GS-K1です。

ユニットの構造
・内側メッキ板
・基板
・基板
・外側メッキ板

4枚をビスでまとめてユニットの出来上がりです。これをオレンジインナーレンズのあった場所に差し込むと、ぴったりと固定可能です。
この加工は、現物合わせの加工(手作業)では不可能な精度と再現性です。









外側のメッキ板には模様などを彫刻する事もできます!
今回はそういったオーダーではないので、無地のメッキです。

そして組み込んで完成です。







希望通りの仕上がりになりました。
2012.09.20 16:37

ワンオフ製作品・NCP31bB①

以前テールランプのご注文をいただいたお客様よりヘッドライト加工の依頼です。

依頼内容
①:NCP31後期bBのヘッドライトの中にあるインナーレンズを外してほしい
②:外したインナーレンズのところにデイライトを埋め込みたい

デイライトの埋め込みはライトの形状を画像で判断すると、とても難度の高そうな依頼でした。
bBの後期ライトはレンズカットがほぼないクリアレンズです。クリアレンズは点灯時と同様に消灯時の状態もよく見えます。
さらには導電性メッキのリフレクターだと安易に基板を入れる事はできません。

②の依頼はライトの現物を見てからという条件でオーダーをいただき、ランプを送っていただきました。


送っていただいたランプを早速分解です。



分解状態


オレンジのインナーレンズ


アウターレンズから取外した状態


インナーレンズを取外した状態


こんな感じにデイライトを入れるのが希望です。
2012.09.11 16:52

ワンオフ製作品・BMWの540プロジェクター型LEDフォグ③

いきなりですが完成です。

加工前と加工後の比較(白基板:加工前、黒基板:加工後)


左右とも完成


600ルーメンで照らします、とても明るいです。


電圧を落として撮影



分解時に浸水していた各箇所もシール対策を施したのでもう大丈夫でしょう。
2012.09.07 16:01

ワンオフ製作品・BMWの540プロジェクター型LEDフォグ②

台座と本体部分から分解します。
分解の結果以下のような具合でした、1と5の、配線部分とネジ穴から浸水してしまっているようでした。
「在庫過剰のSMD基板と処分品のハロゲンフォグを無理やりニコイチにしたのでは?」と想像させるようなフォグランプでした。

1...配線部分・・・配線とパッキンのサイズが合っていません、スカスカです。さらには配線を通していない2か所は穴が開いたままです。

2...コネクタ部分・・・きっちりシール剤で封入されていました。

3...ソケットとライト台座部分・・・薄めのシリコンパッキンでした。

4...ライト台座と本体部分・・・不乾性のブチルシールが浅い溝に入っていました。

5...外気に曝されるネジ部分・・・何も対策されていませんでした。(内部まで穴は貫通)

6...プロジェクターレンズと本体部分・・・シリコンシーラントで封入されていました。












LEDがホットボンドで埋まってしまっています。。





採寸して基板を用意しました。
一見シンプルそうなこの基板は、プロジェクターのレンズ径に合わせてLEDの配置が綺麗に見え、なお且つ明るさが確保できるように試行錯誤してパターンを作っています。
LEDは日亜570GS-K1、明るさは1発あたり10ルーメン、プロジェクタ4灯で600ルーメンです。



2012.09.06 17:04

ワンオフ製作品・BMWの540プロジェクター型LEDフォグ

BMW540?の社外エアロ(フロントバンパー)についているLEDプロジェクターのLED化です。
エナジーというメーカーのフロントバンパーに内蔵されているものなのですが、水漏れしているので基板を作り変えてたい。という依頼です。
※原則として社外品の加工や修理は受け付けておりません、今回は特別のケースです。


早速分解していきます。





SMDのLED使用されているようです。


水漏れでシミができています。


プロジェクター単体


プロジェクター単体


1...配線部分

2...コネクタ部分

3...ソケットとライト台座部分

4...ライト台座と本体部分

5...外気に曝されるネジ部分

6...プロジェクターレンズと本体部分

以上の点をチェックしていきます。
基本的に自動車メーカーの純正部品はとても良くできていてこのような事をチェックする必要がありません。


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