BCNR33純正スピードメーター用LED照明 QJ-R3200を発売しました。
じつはR32~R34のメーター照明は8年ほど前から作っているので、ご存じの方からすると目新しい商品ではありません。
今まではオーダーメイド製作ということで承っていました。
R32~R34のGTR、ニスモ、タイプM、GT-Tいろいろなメーターを製作してきましたが、R33GTR純正メーターの特徴は・・・
「スピードメーター文字盤とタコメーター文字盤の色合いが微妙に違う」ようです。同じ1色のLEDだけで作ると微妙な違和感が出ます。
QJ-R3200/a/w/awスピードメーター側とタコメーター側で色を少し変えてる場所があります。
なぜわざわざメーターを送ってLED照明をセットするのか?
LEDバルブでは綺麗に光らないのか?
巷で販売されている「車種別専用LEDバルブ」であっても綺麗に光りません。
まず、LEDと電球では光の照射角度が違います。
電球はまんべんなく光を拡散しますが、LEDには照射角度があります。
そのため明暗の差がムラとなって出てしまいます。
では、360度ムラなく光るLEDなら綺麗にメーターは光るのか?
それもうまくいきません。
LEDバルブで純正よりも明るくしてしまうとやはりムラが出てしまいます。
スピードメーターは内部にある透明の導光板という部品によってバルブから遠い位置まで光を照射する構造になっています。
そうするとやはり、バルブ位置周辺が強く光り、導光板で光を照射するバルブ位置から遠い箇所は弱く光り、やはりムラが出てしまいます。
さらに導光板以外にも光りムラが起きる要因があります。
それでがこのメーター文字盤裏に印刷されたシャドウです。
R32のメーター表
メーターの裏面
このシャドウの濃淡は純正電球に合わせてメーカーが設計しています。
LEDバルブに変えると、このシャドウの印刷によって光りムラが起きます。
解消するには印刷を削り取ればいいのでしょうが、
スピードメーター自体の価値を考えると、不可逆的な加工は当社では望みません。
こういった構造から「車種別専用LEDバルブ」に交換しても綺麗に光らせることができないのです。
さらにR33GTRは距離計がアナログ式で大きくかさばるので、R34用のQJ-R4200のように大きな基板を入れるようなスペースがありません。
それに加えてスピードメーター側とタコメーター側でなぜか僅かに色合いが違うという難易度が高いメーターでした。
QJ-R3200