QJ-A802をベースにした80スープラ後期のワンオフ製作品です。
「スモールの点灯パターンの変更と、LED基板にカーボンを使用したい、カーボン板は綾織りドライカーボン黒色で模様が左右対称に見えるように」
というかなり凝ったオーダーです。
よくあるカーボン調のカッティングシートでは無く、今回使用するのは本物の日本製の綾織りドライカーボン板です。
カーボン板には製法によりウェットカーボンとドライカーボンの2種類あります。
さらに「平織り」「綾織り」の2種類があります。
左が「綾織り」、右が「平織り」
薄いです(0.25mm)
今回使用品
ドライカーボン板は航空・宇宙関連・F1等に使用される特別な素材です。
面積当たりの単価もカーボン調のカッティングシートの30~40倍します。素材価格も特別です・・・
カーボンは導電性なのでそのまま単純にはLED基板に使えず、LEDの足とカーボン板が触れないようにCNCで加工をしています。
綾織りカーボンには規則的な模様があるので、左右対称に見えるように切り出しています。これもCNCでの加工なので希望通りぴったり左右対称の仕上がりになりました。
このカーボン板は基板に接着剤で貼りつけたり、カーボン板にLEDと同径の穴を開けてセットすれば簡単なのですが、
今回は接着剤の厚みや経年劣化も考慮し、あえて接着剤を使わずにカーボン板を固定しています。
全点灯状態
スモール点灯パターンは3タイプ変更可能です。
消灯状態
左右対称の模様
ノーマルの様子、これも透明感があって格好いいですよね。
今回製作品、艶消しカーボン基板なので目立ちすぎずいい感じです。
反響があればラインナップ化するかもしれません。